内科の主な病気
かぜ
風邪とはかぜ症候群とも呼ばれ、主にウイルス感染によって上気道に炎症が起きる病気です。症状としてくしゃみ、鼻水、鼻づまり、痰、せき、のどの痛み、発熱、倦怠感、関節痛などの症状が現れ1週間程度で軽快・治癒します。治療は安静・栄養補給・水分補給と解熱剤やせき止めなどの症状を緩和する治療が中心となります。基本的には予後良好な疾患ですが肺炎などの全身感染症へ移行する場合もあり長引く場合は受診が必要です。
インフルエンザ
インフルエンザは代表的呼吸器感染症で、冬期に流行することの多い疾患です。感染してから1~3日間ほどの潜伏期間の後に、38℃以上の突然の高熱、頭痛、全身倦怠感、筋肉痛、関節痛などが現れ、咳、鼻汁、咽頭痛などの症状がこれらに続き、およそ1週間で軽快します。多くの方は軽症のままで治癒しますが、一部の方は重症化することがあり、特に小児と高齢者において問題となります。インフルエンザの治療薬として内服薬、吸入薬、点滴薬などの様々な薬があり治療により発熱期間の短縮や重症化予防につながります。
コロナ感染症
新型コロナウイルスは主に気道に感染するウイルスで発熱および気道症状が中心となります。数日の潜伏期間の後に発熱や倦怠感、咳、咽頭痛などが出現します。当院では抗原検査にて診断を行います。陽性であった場合、重症化リスク因子がなければ、通常の風邪と同じく対症療法(症状を和らげる治療)が中心となります。重症化リスク因子がある場合はコロナウイルス感染症の治療薬を使用しますが2024年に公費支援が終了しているため高額の自己負担が発生します。また飲み合わせにも注意が必要な薬が多く、お一人お一人の症状や既往をみて、その必要性について判断させていただきます。
気管支炎・肺炎
気管支炎は気管支に炎症が起きる病気で、肺炎はさらに進んで肺胞まで炎症が広がった状態です。症状は主に咳や痰ですが、進行すると発熱、強い咳、呼吸困難などの症状が現れ、胸部レントゲンや胸部CTにて肺に白い影(浸潤影)が確認できるようになります。治療としては年齢・基礎疾患の有無・血液検査・胸部所見の程度から細菌性の肺炎なのか、それ以外の肺炎か推定し、それぞれに見合った抗生物質を投与します。
ぜんそく
ぜんそく(喘息)は空気の通り道である気道に炎症が続き、気道が敏感になり狭くなることを繰り返す病気です。原因はダニやハウスダスト、ペットの飼育などのアレルギー因子やウイルス感染によることが多い疾患です。症状は発作的に咳や痰が出て、ゼーゼー・ヒューヒューという音を伴って息苦しくなります。診察にて喘息が疑われる場合はステロイドを含む吸入薬を使用し治療します。
睡眠時無呼吸症候群
睡眠時無呼吸症候群は、睡眠中に呼吸が浅くなったり止まったりする病気です。大きないびき、日中の強い眠気などが代表的な症状で放置すると、高血圧や心筋梗塞などの生活習慣病や循環器疾患のリスクが高まります。診断には、睡眠ポリグラフ検査を用いて、無呼吸や低呼吸の回数を評価します。治療は体重管理や生活習慣の改善に加え、重症例ではCPAP療法が有効です。
急性胃腸炎・感染胃腸炎
急性胃腸炎のほとんどはウイルス性(ノロウイルスやロタウイルスなど)であり、一部に細菌性が見られます。感染経路は、病原体が付着した手で口に触れることによる感染や汚染された食品を食べることによる感染があります。症状は吐き気、嘔吐、下痢、発熱、腹痛です。特別な治療法は無いことが多く、症状に応じた対症療法が行われます。細菌性が疑われる場合には抗生物質を使用することもあります。
蕁麻疹(じんましん)
じんましんは皮膚の一部が突然に赤くくっきりと盛り上がり(膨疹)、しばらくすると跡かたなく消えてしまう病気です。たいていかゆみを伴いますが、チクチクとした感じや焼けるような感じになることもあります。個々の発疹は数十分から数時間以内に消えるのが普通ですが、中には半日から1日くらいまで続くものもあります。じんましんの治療は、できるだけ原因・悪化因子を取り除く、または避けるようにすることです。薬による治療としては抗ヒスタミン薬や抗アレルギー薬などの飲み薬や塗り薬を用います。
帯状疱疹
帯状疱疹は、水痘・帯状疱疹ウイルス(VZV)が原因で発症する疾患です。このウイルスは、子どもの頃に水ぼうそうとして感染し治癒しますが、その後ウイルスは神経節に潜伏します。免疫力が低下するとウイルスが再活性化し、皮膚に痛みを伴う発疹として現れるのが帯状疱疹です。症状としては、ピリピリとした痛みや違和感が出現し、その後、身体の左右どちらか一方の神経に沿って赤い発疹や水ぶくれが帯状に広がります。皮膚症状は通常3週間程度で治まりますが、発疹が治った後でも、ウイルスの攻撃によって神経に傷跡が残ってしまい、痛みだけが長い間残ることがあります。この症状は「帯状疱疹後神経痛」と呼ばれ、高齢の方や、帯状疱疹が重症であった方に起こりやすいといわれています。予防としては、50歳以上の方にはワクチン接種が推奨されています。早期治療が重要な疾患のため、気になる症状がある場合はお早めにご受診ください。