片頭痛とは? ~「ただの頭痛」と我慢しないために~|淀川区東三国駅徒歩4分|きくかわ内科・脳神経・消化器クリニック

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きくかわ内科・脳神経・消化器クリニック

片頭痛とは? ~「ただの頭痛」と我慢しないために~

片頭痛とは? ~「ただの頭痛」と我慢しないために~|淀川区東三国駅徒歩4分|きくかわ内科・脳神経・消化器クリニック

2026年8月01日

「ズキズキと脈打つように頭が痛む」「頭痛が始まると仕事や家事ができない」「吐き気や光のまぶしさを伴う」。

このような頭痛に悩まされていませんか?

片頭痛は日本人に非常に多い病気で、推定では約1,000万人以上の方が片頭痛を抱えているといわれています。特に20~40代の女性に多く、仕事や育児、家事など日常生活に大きな影響を与えることがあります。

一方で、「頭痛持ちだから仕方ない」「市販薬で何とかしている」という方も少なくありません。しかし、片頭痛は適切な診断と治療によって症状を大きく改善できる病気です。

今回は、片頭痛についてわかりやすくご紹介します。

片頭痛とはどのような病気?

片頭痛は、脳の神経や血管が関係して起こる慢性的な頭痛の一つです。

以前は「血管が拡張することで起こる頭痛」と考えられていましたが、現在では、脳の神経が過敏になり、炎症を引き起こす物質(CGRPなど)が放出されることが大きく関係していると考えられています。

片頭痛は単なる「頭の痛み」ではなく、脳がさまざまな刺激に敏感になっている状態です。そのため、光や音、においなどが普段よりつらく感じられることがあります。

片頭痛の主な症状

片頭痛の典型的な症状は、ズキズキと脈打つような痛みです。
特徴として、
・頭の片側に起こることが多い
・両側に起こることもある
・中等度から重度の痛み
・数時間から3日程度続く
・体を動かすと悪化する
などがあります。
さらに、
・吐き気
・嘔吐
・光がまぶしい(光過敏)
・音がうるさく感じる(音過敏)
・においがつらい
といった症状を伴うことも少なくありません。
頭痛が始まると暗い部屋で横になりたくなるという方は、片頭痛の可能性があります。

前兆を伴う片頭痛

片頭痛の約2~3割では、頭痛の前に「前兆」が現れます。
代表的なのは、
・視界がチカチカする
・ギザギザした光が見える
・視野の一部が欠ける
・手や顔がしびれる
・言葉が出にくい
などです。
これらは通常5~60分程度で改善し、その後に頭痛が始まります。
初めてこのような症状が出た場合には、脳梗塞など他の病気との区別が必要になることもあるため、一度医療機関を受診することをおすすめします。

片頭痛の誘因

片頭痛にはさまざまな誘因があります。
代表的なものとして、
・睡眠不足
・寝すぎ
・ストレス
・ストレスから解放されたとき
・月経
・天候の変化
・気圧の低下
・アルコール
・空腹
・強い光
・強いにおい
などがあります。
「雨の日に頭痛が起こる」「生理前に必ず頭痛になる」といったパターンがある方も少なくありません。
頭痛日記をつけることで、自分の誘因を見つけやすくなります。

緊張型頭痛との違い

片頭痛とよく混同されるのが緊張型頭痛です。
緊張型頭痛では、
・頭全体が重い
・締め付けられる感じ
・肩こりを伴う
・吐き気は少ない
・日常生活は何とか送れる
ことが多いのに対し、
片頭痛では、
・ズキズキする
・動くと悪化する
・吐き気を伴う
・光や音がつらい
・横になりたくなる
という特徴があります。
実際には両方を合併している方も少なくありません。

どのように診断するの?

片頭痛は血液検査だけで診断できる病気ではありません。
診断では、
・いつから頭痛があるか
・どのくらいの頻度か
・どこが痛むか
・どのような痛みか
・吐き気や光過敏があるか
・家族に頭痛持ちがいるか
などを詳しく確認します。
必要に応じて頭部画像検査を行い、脳出血、脳梗塞、脳腫瘍など危険な頭痛ではないことを確認します。

危険な頭痛との見分け方

次のような頭痛では、片頭痛と思い込まず、早めに受診してください。
・突然始まった激しい頭痛
・今まで経験したことのない頭痛
・発熱を伴う頭痛
・手足の麻痺やしびれが続く
・意識がぼんやりする
・徐々に悪化していく頭痛
これらはくも膜下出血や髄膜炎などの重大な病気が隠れている可能性があります。

片頭痛の治療

片頭痛の治療は「発作時の治療」と「予防治療」の2つがあります。

発作時の治療

頭痛が始まったときには、
・アセトアミノフェン
・NSAIDs(ロキソニンなど)
が用いられます。
これらで十分な効果が得られない場合には、「トリプタン製剤」や「CGRP受容体拮抗薬」など、片頭痛専用の薬を使用します。
特にトリプタン製剤は、片頭痛が始まって早い段階で服用すると高い効果が期待できます。

予防治療

月に何度も頭痛が起こる方は予防治療を検討します。
代表的な予防薬として、
・β遮断薬
・抗てんかん薬
・抗うつ薬
・Ca拮抗薬
などがあります。
さらに近年では、CGRP関連抗体薬という新しい注射薬が登場し、片頭痛の回数を大きく減らせる患者さんが増えています。
月1回の注射で予防できるため、生活の質が大きく改善する方も少なくありません。

市販薬の使い過ぎに注意

頭痛薬を頻繁に使用すると、かえって頭痛が慢性化することがあります。
これを「薬剤使用過多による頭痛(MOH)」と呼びます。
一般的には、月に10~15日以上頭痛薬を使用している場合には注意が必要です。
「薬を飲まないと不安」「毎日のように頭痛薬を飲んでいる」という方は、一度医療機関へご相談ください。

日常生活でできる予防

片頭痛は生活習慣を整えることで改善することがあります。
特に、
・規則正しい睡眠
・食事を抜かない
・水分を十分にとる
・適度な運動
・ストレスをためすぎない
ことが大切です。
また、自分の頭痛のパターンや誘因を把握することも予防につながります。

まとめ

片頭痛は、ズキズキとした頭痛だけでなく、吐き気や光・音への過敏さを伴うことが多い慢性的な頭痛です。日本では多くの方が悩んでいますが、「体質だから仕方ない」と我慢している方も少なくありません。

現在では、発作時の治療薬だけでなく、片頭痛の回数そのものを減らす予防薬も充実しており、多くの患者さんで生活の質の改善が期待できます。

当院では、脳神経内科専門医として片頭痛の診断・治療を行っています。市販薬が効きにくい方、頭痛の回数が増えてきた方、仕事や日常生活に支障が出ている方は、お気軽にご相談ください。適切な治療によって、頭痛に振り回されない毎日を目指すことができます。

当院は脳神経疾患・消化器疾患を専門とするクリニックです。生活習慣病や発熱、健診など一般内科に関しても対応しておりますのでお気軽にご相談ください。
東三国・新大阪・三国など大阪で、
・頭痛がある
・もの忘れが気になる
・パーキンソン病じゃないか心配
・めまいでつらい
このようなお悩みがある方は、きくかわ内科・脳神経・消化器クリニックにご相談ください。

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