パーキンソン病とは? ~手のふるえだけではない、早期診断と治療が大切な病気です~|淀川区東三国駅徒歩4分|きくかわ内科・脳神経・消化器クリニック

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パーキンソン病とは? ~手のふるえだけではない、早期診断と治療が大切な病気です~

パーキンソン病とは? ~手のふるえだけではない、早期診断と治療が大切な病気です~|淀川区東三国駅徒歩4分|きくかわ内科・脳神経・消化器クリニック

2026年7月11日

「最近、歩くのが遅くなった」「手が震えるようになった」「字が小さくなった」「動作がぎこちなくなった」。

このような症状が気になり、「年齢のせいかな」と思っている方も少なくありません。しかし、その背景にパーキンソン病が隠れていることがあります。

パーキンソン病は高齢になるほど発症しやすくなる病気ですが、決して「年齢のせい」で片付けられる病気ではありません。現在ではさまざまな治療薬が開発され、多くの患者さんが長く自立した生活を送ることが可能になっています。早い段階で診断し、適切な治療を始めることが、生活の質を保つためにとても重要です。

今回は、パーキンソン病についてわかりやすくご紹介します。

パーキンソン病とはどのような病気?

パーキンソン病は、脳の「黒質(こくしつ)」という部分の神経細胞が徐々に減少し、ドパミンという神経伝達物質が不足することで起こる病気です。

ドパミンは、体を滑らかに動かすために重要な役割を担っています。このドパミンが不足すると、体を思うように動かせなくなり、さまざまな運動症状が現れます。

日本では高齢化に伴って患者さんは増加しており、主に60歳前後で発症することが多いですが、40~50歳代で発症する「若年性パーキンソン病」もあります。

パーキンソン病は進行性の病気ですが、適切な治療を受けることで症状を改善し、日常生活を長く維持できるようになっています。

パーキンソン病の主な症状

パーキンソン病にはさまざまな症状がありますが、代表的な運動症状は次の4つです。

① 手足のふるえ(振戦)

最もよく知られている症状です。

特に安静にしているときに片方の手が震えることが多く、何か作業をしているときには震えが目立たなくなることがあります。

ただし、すべての患者さんに震えがあるわけではありません。震えがほとんどなく、動作の遅さや歩行障害が中心となる方もいます。

② 動きが遅くなる(無動・寡動)

動作全体がゆっくりになります。
例えば、
・歩く速度が遅くなる
・ボタンを留めるのに時間がかかる
・寝返りがしにくい
・表情が乏しくなる
・声が小さくなる
・字がだんだん小さくなる(小字症)
などがみられます。
本人よりもご家族が「最近動きがゆっくりになった」と気付くことも少なくありません。

③ 筋肉が固くなる(筋強剛)

筋肉の緊張が強くなり、手足が動かしにくくなります。

肩こりや首の痛みとして始まることもあり、整形外科を受診して初めてパーキンソン病が疑われるケースもあります。

④ バランスが悪くなる(姿勢保持障害)

病気が進行すると転びやすくなることがあります。

歩き始めの一歩が出にくくなったり、歩幅が小さくなったり、前かがみで小刻みに歩くようになることも特徴です。

狭い場所や方向転換で足が止まってしまう「すくみ足」が現れることもあります。

運動症状以外にもさまざまな症状があります

近年では、パーキンソン病は運動症状だけでなく、非運動症状も重要であることがわかっています。
代表的なものには、
・便秘
・嗅覚低下
・睡眠中に大声を出したり手足を動かす(レム睡眠行動障害)
・立ちくらみ
・頻尿
・抑うつ
・不安
・疲れやすさ
などがあります。
実はこれらの症状は、手の震えや歩行障害よりも数年前から現れることがあり、「最近においがわかりにくい」「何年も便秘が続いている」といったことが診断のヒントになる場合があります。

パーキンソン病の原因

現在のところ、パーキンソン病の原因は完全には解明されていません。

加齢や遺伝的な要因、環境因子などが複雑に関係して発症すると考えられています。

また、脳内ではα-シヌクレインというタンパク質が異常に蓄積し、神経細胞に障害を与えることが病気の発症に関係していると考えられています。

現在も世界中で新しい治療法や原因解明に向けた研究が進められています。

パーキンソン病の診断

パーキンソン病は、血液検査だけで診断できる病気ではありません。
診断では、
・症状の経過
・神経学的診察
・歩き方や姿勢の評価
・筋肉の固さや震えの確認
などが重要になります。
必要に応じて、
頭部画像検査や血液検査、核医学検査などの検査を組み合わせ、脳梗塞や脳腫瘍、水頭症など他の病気との区別を行います。
特に初期のパーキンソン病は診断が難しいこともあり、経過をみながら診断する場合もあります。

パーキンソン病の治療

現在のところ病気そのものを完全に治す治療法はありませんが、症状を改善する薬は数多くあります。
代表的なのがレボドパです。
レボドパは不足しているドパミンを補う治療薬で、多くの患者さんで高い効果が期待できます。
そのほかにも、
・ドパミンアゴニスト
・MAO-B阻害薬
・COMT阻害薬
・アデノシンA2A受容体拮抗薬
・ゾニサミド
・イストラデフィリン など
患者さんの年齢や症状に合わせて治療薬を組み合わせます。
薬だけでなく、日々の生活で歩行訓練やストレッチ、筋力トレーニングを継続することで、転倒予防や運動機能の維持につながります。
また、病気が進行した一部の患者さんでは、脳深部刺激療法(DBS)などの外科的治療が選択されることもあります。

日常生活で気を付けたいこと

パーキンソン病と診断されても、適切な治療を受けながら仕事や趣味を続けている方はたくさんいらっしゃいます。
日常生活では、
・毎日の適度な運動
・転倒しにくい住環境づくり
・バランスのよい食事
・十分な睡眠
・規則正しい服薬
が大切です。
特に運動は、症状の改善だけでなく、筋力や柔軟性を維持するためにも重要です。
「動きにくいから動かない」のではなく、無理のない範囲で体を動かし続けることが勧められます。

脳神経内科でできること

パーキンソン病は、一度診断して終わりではなく、長く付き合っていく病気です。
脳神経内科では、
・正確な診断
・症状に応じた薬の調整
・副作用の確認
・他の病気との鑑別
などを継続的に行います。
「最近歩くのが遅くなった」「手が震える」「字が小さくなった」「転びやすくなった」といった症状が気になる場合には、早めの受診をおすすめします。

まとめ

パーキンソン病は、脳内のドパミンが不足することで起こる進行性の神経疾患です。手の震えだけでなく、動作が遅くなる、筋肉が固くなる、歩きにくくなるなどの運動症状に加え、便秘や嗅覚低下、睡眠障害などの非運動症状もみられます。

現在では治療法が大きく進歩し、多くの患者さんが長く自分らしい生活を送れるようになっています。早期に診断し、その方に合った治療を続けることが何より大切です。

当院では、脳神経内科専門医としてパーキンソン病の診断・治療を行っています。手の震えや歩きにくさ、動作の遅さなどでお困りの方はもちろん、「年齢のせいかもしれない」と感じている症状でも、お気軽にご相談ください。早めの受診が、これからの生活の安心につながります。

当院は脳神経疾患・消化器疾患を専門とするクリニックです。生活習慣病や発熱、健診など一般内科に関しても対応しておりますのでお気軽にご相談ください。
東三国・新大阪・三国など大阪で、
・頭痛がある
・もの忘れが気になる
・パーキンソン病じゃないか心配
・めまいでつらい
このようなお悩みがある方は、きくかわ内科・脳神経・消化器クリニックにご相談ください。

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